1980年のジョン・レノン殺害に衝撃を受けたポールは、この事件についてほぼ口を閉ざしてしまう。そんな状態は1982年の本作『Tug of War』まで続いた。本作に収録された「Here Toda」で、ポールはやっと昔の仲間への愛情を吐露したのである。「僕がまだ生きてることを彼は笑い飛ばすだろうな」――ポールはそうもらす。
プロデューサーにジョージ・マーティンを起用したことで、本作はポールのアルバム中もっとも堂々とビートルズっぽさを打ち出した作風に仕上がった。伝説のロカビリー・アーティスト、カール・パーキンスがちらりと顔を見せるほか、2曲でスティービー・ワンダーが登場。ファンキーな「What’s That You’re Doing」と、超の付くシンプルさが見事な効果を上げるヒット・シングル「Ebony and Ivory」がその2曲だ。(Daniel Durchholz, Amazon.com)

 ・ amazon : Tug of War

 ・ iTunes USA : Tug of War – Paul McCartney

 ・ iTunes Japan : Tug of War – ポール・マッカートニー

 ・ Google Play Music : 13. Tug of War (1982)

 ・ apple music : 13. Tug of War (1982)

1. Tug Of War
2. Take It Away
3. Somebody Who Cares
4. What’s That You’re Doing?
5. Here Today
6. Ballroom Dancing
7. The Pound Is Sinking
8. Wanderlust
9. Get It
10. Be What You See (Link)
11. Dress Me Up As A Robber
12. Ebony And Ivory